一つ前の時代の物語
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👤「彼」がいた
何から生まれ、どこから来たのか、生物なのか、それとも機械なのか
あるいは、そもそも「存在すらしない存在」なのか、知ることのできない存在である。
彼の目的は「より完全な」世界を作ることである。
彼は「アブソリュートソウルコア」という絶対的な道具を自らが選んだ種族に与え、その種族が完全な文明を築けるよう支援する。
しかし、「彼」は自らの目的に強く執着しているため、この選択は諸刃の剣でもある。
文明が「彼」の望む状態へ発展しなかったり、アブソリュートソウルコアの使用方法を誤ったりした場合、
アブソリュートソウルコアが自ら滅びるか、あるいは「彼」がアブソリュートソウルコアの力を暴走させて文明を滅ぼし、コアを回収する。
彼はこのような行動を幾度となく繰り返しており、学者たちによれば、オノラブルエイジの「大破壊」も、そのアブソリュートソウルコアの所有者が暴走したために起きたのだという。
🧿「アブソリュートソウルコア」
それは、すさまじい権能と武力であり、知識であると同時に、過去の数々の文明の発展と滅亡に関する記録でもある。
アブソリュートソウルコアを利用するには、特別な資格が必要である。
資格を認められても等級が存在し、等級ごとに使用できる能力が異なる。
これまでにそのアブソリュートソウルコアの最も「正当な支配者」と認められた存在は、まさにオノラブルエイジに大破壊をもたらした「魔王」であった。
コアの使用に失敗すれば、甚大な代償を払うことになるという。
資格のない者がコアを使おうとすると、すさまじい反発力に抗えず、肉体と自我が崩壊するという記録が残っている。
また、違法にアブソリュートソウルコアへアクセスした場合、アクセスの代償を支払うことになるというが、詳しい内容は知られていない。
このアブソリュートソウルコアがどのような姿をしているのか、実体があるのかどうかは、ASCを手に入れた者でなければ誰にも知ることができず、資格を持つ者の遺伝子に吸収されて代々受け継がれるという説もある。
⚡「オノラブルエイジ」
フォースとコアテクノロジーの研究が最も盛んに行われた時代だと伝えられている。
それ以前にはロストエイジの記録がまったく残っていないことを考慮すると
現在までで最も優れた文明の発展が成し遂げられた時期だと評価されている。
この時代に、パウストという名の天才科学者が統一場理論を完成させた。
統一場理論とは、「すべてのエネルギーは〈5th Force〉と名付けられた力に帰結し、
これを活用すれば人間の能力を無限に近くまで発展させられる」という理論である。
その後、5th Forceの研究は極限のシンドロームを引き起こした。
幼い子供から死を目前にした老人まで
フォースを理解し、使うために躍起になったほどであった。
そのため、フォースに関する研究と理解が本格的に進み、
正式な教育機関ができる前に、優れた能力を持つ
超能力者たちが次々と現れ始めた。
彼らはまもなく社会の枠組みや政府の制度から外れ、
世の中では大小さまざまな衝突や事件、事故が絶え間なく起こった。
力を持つ者と力を持たない者、力を得ようとする者、
既存の秩序を守ろうとする者たちの間で、世の中の混乱はますます大きくなり、
ついに各国政府は特殊機関を設置し、フォースをはじめとする
あらゆる科学技術に関する情報を統制することにした。
政府は軍事力を背景に、認可されていない超常能力者たちを
無差別に粛清し、それと同時に5th Forceに関する
軍事利用を目的とした実験を進めた。
政治家たちは、このような強大な力を自分たちではなく他の誰かが持つことを恐れていた。
彼らのこうした考えは、当然のように人命を奪うことを目的とした軍事兵器の研究へとつながっていった。
徹底した監視と警備の中で、さまざまな実験が進められた。
無分別な実験によって一般人が犠牲になった。
その事実を知った人々は、政府が自分たちの目と耳をふさぎ、
私欲を満たそうとしていることに怒りを覚えた。
そこで人々は、「直ちに人体実験をやめること」と
「情報を共有すること」を訴え、デモを始めた。
このとき、5th Forceの発見者であるファウストもデモに積極的に参加した。
ファウストは、本来の意図に反して研究成果を独占し、奪い取った政府に
強い敵意と裏切られた思い、嫌悪感を抱いた。
政府はデモが激化すると、自分たちの意向を代弁する御用科学者を登用し、
ひとまず表面上だけでも人々の要求を受け入れると約束し、
同時にファウストに罪を着せて排除した。
その後、ファウストについては「死んだ」だの「狂人になった」、
「海外へ逃亡した」などと噂ばかりが飛び交い、誰も彼の姿を見ることができなくなった。
若くして統一場理論を完成させた天才科学者にまつわる話も
時の中に埋もれ、徐々に忘れ去られていった。
その後、政府は超常能力を合法的に学ぶ場であるアカデミーの設立を積極的に奨励し、
各国に大小さまざまなアカデミーが生まれるようになった。
政府にとっては、一般人に「許可されたもの」だけを学ばせるほうが、はるかに統制しやすかったのである。
そんなある日、
各国政府に、自らを「プロメテウス」と名乗る者たちから謎の脅迫状が届く。
彼らの要求は次のようなものだった。
強欲に目がくらみ、知識を独占する政府は
すべての情報を公開して人々を自由にすること、
そして破壊を目的として行われているすべての軍事実験を中止すること、
これを実行しなければ、テロも辞さないというものだった。
政府はこれをたわごとだと考えて無視したが、実際にテロが起こった。
各国の超常科学研究所と、親政府的な御用アカデミーが破壊されたのである。
政府に不満を抱くアカデミーが黒幕に違いないと確信した各国政府は
「テロ撲滅同盟」を結成し、大規模なアカデミー弾圧を開始した。
血の嵐が吹き荒れる事件の幕開けだった。
プロメテウスのテロとともに、政府と人々の戦いも続き、
「軍事兵器を作るため、幼い子どもまで人体実験に利用した」という
暴露が相次ぐと、ついには大規模な流血事態まで起こった。
そんなある日。
勝者も敗者もいない凄惨な戦争を戦った人々が疲れ果てていたとき。
大破壊が起こった。
💥「大破壊、そしてセイントバレンタイン」
大破壊は7日間にわたって続いた。
伝承によれば、世界でそれまで見たこともない魔物たちが
空から、地上から絶え間なく現れて文明を破壊し、人々を襲い、
それと同時に、世界規模の天変地異や津波、地震、火山の噴火などが起こったという。
いったいなぜこのようなことが起こったのか、誰によって引き起こされたのかも分からないまま、
人類は死んでいった。値を付けられないほど貴重な
オノラブルエナジーの知識と、栄華を極めた文化芸術はすべて失われ、
残された財貨や各種の記録も、裂けた大地の奥深くに埋もれた。
大破壊の期間中は、超常能力者でさえ何の力も使えず、
人々はただ恐怖におびえ、無意味な抵抗を続けた末に命を落とした。
この一連の出来事は、大破壊の後に人々を救った7賢者によって伝えられた。
7賢者はセイントバレンタインのアカデミー出身であり、「セイント」という呼び名は
バレンタインの死後に付けられたものである。
セイントバレンタインは、アカデミーが雨後の筍のように次々と設立されていた時代に
突如として現れ、小さなアカデミーを設立し、
出自を問わず、豊かな才能を持つ人々を受け入れて
超常能力者へと育て上げた。
彼の弟子の中でも特に優れた功績を残した7人の弟子が
セイントバレンタインの死後、その遺志を継いで
人々を導き、やがて彼らは7賢者と呼ばれるようになった。
セイントバレンタインは、あの日の大破壊は魔王という存在がもたらしたものだと主張した。
一般人にも直感的に理解できるよう「魔王」という名を用いたが、
実際には彼は破壊の王であると同時に創造の王でもあるという、意味の分からない言葉も口にした。
彼は、魔王はこの世界が完全に無へと帰すまで
破壊を止めないだろうと語り、そのためセイントバレンタインは自らを犠牲にして魔王を封印することを決意した。
魔王を封印したその瞬間、セイントバレンタインのそばには2人の弟子がいたと伝えられているが、
彼らが7賢者の一人だったのか、そうだとすれば誰だったのかについては、知られていることがない。
セイントバレンタインの犠牲によって、世界は消滅寸前のところで救われ、
生き残った人々は文明の守護者である7賢者に従い、
過去のロストエイジによって忘れ去られた文明の地、ネバレスへ移住し、新たな文明を築く。
現在のネバレス人は、あらゆる悪条件にもかかわらず今日のネバレスを築き上げた祖先たちを
ネバレス フロンティアと呼ぶことにした。
🚶「旅立った人々、ネバレス フロンティア」
セイントバレンタインは魔王を封印し、命を失う直前に警告を発したという。
それは、1000年後に彼の力が尽きたとき、魔王が復活するという予言だった。
予言の時が近づいたことを察知した賢者の塔では、
賢者シリウスの主導のもと、各大陸に特別管理コロニーを設置することになった。
特別管理コロニーは各大陸でも気候条件が厳しいことで知られる場所に設置され、
将来、魔王が復活した時に備えて新たな戦士を育成するため、
実力のあるオフィサーとインストラクターがそれぞれ派遣された。
また、賢者の塔はこれまで一般人に許可していなかった、さまざまな禁断のオノラブルエナジーの知識を公開し始め、全ネバレス人に心身を鍛えるよう促した。
すると、フォースの修練に強い関心を持つ戦士たちが特別管理コロニーへ集まってきた。
魔王が本当に存在するのか、時が来れば本当に戻ってくるのか、
もしそうなら、オノラブルエイジの時のように、我々も大破壊に見舞われるのか、
何一つ確信できない状況だったが、戦士たちはフォースに関する情報を逃そうとはしなかった。
このとき、長い間捨てられていた島だったエクシリアン島で火山の噴火が起こり、
賢者シリウスはここにも特別管理コロニーを建設するよう命じた。
そしてエクシリアン島に4番目の特別管理コロニーであるポートルクスが建設されるやいなや、
賢者シリウスは忽然と姿を消した。
彼がすでに死んだと思われ、賢者の塔で次代の賢者シリウスを探していた頃、
全大陸で起こる大規模な失踪事件とともに物語が始まる。
フアン大陸の特別管理コロニーであるデザートスクリームに住むキャプテンマークは
「私」を待っていた「戦士の星」と呼び、
運命に従って旅立ったペイトラン一行を助け、世界を救ってほしいと頼む。
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